タール色素を含む化粧品に注意

化粧品に含まれている着色料には自然成分由来のものもありますが、石油を合成してつくられた「タール色素」も多く存在します。

 

このタール色素は俗に言う、〇色〇号の事で、タールと言い換えると何のことかわからない人も多く、あまり危険性に気づかずにタール色素の表示をスルーしてしまう人もいるようです。

 

お化粧品は女性が使うものですが、このタール色素は特に「出産・遺伝・体質」に係っており、将来母体となる本人の身体だけでなく、生まれてくる胎児の形成にも少なからず影響を及ぼします。

 

最も注意の必要な赤系の色素も、口紅を中心に取り扱われており、喉や舌の血管・唇の皮膚を通して体内に侵入します。

 

妊娠そのものの機能に影響を与え、子供ができにくくなったり、また赤ちゃんが生まれて来た後にも身体の奇形や発達障害を生じる可能性も全く無いとは言えません

 

身体の遺伝そのものは正常でも、健康への被害も多く、ガンやアレルギー・ぜんそくといった体質疾患をわずらう危険性を持つ成分です。

皮膚への直接的な被害も

特に妊娠に関して注意が必要なタール色素ですが、直接皮膚に塗布した場合にも、皮膚そのものへの健康被害は免れません。ひどい人ではタール色素がアトピーの原因となったり、シミなどを作り出す元に十分なり得ます。

 

年齢とともに紫外線や水分不足によって自然に引き起るシミとは違い、肌の敏感な人は刺激から皮膚そのものが強くなろうとして過剰反応し、皮膚炎や色素沈着を引き起こすケースもあります。

 

年齢シミや、夏のケア不足によるシミは自らスキンケアをして鎮めてあげる事が可能ですが、着色料が引き金となって生じたシミは異常炎症に近いもので、皮膚科に掛からなければならない重症の人も、稀にですが報告されているのが事実です。

 

タール色素は髪のカラーリング剤にも含まれていますが、それに比べると化粧品への配合量は少なくなるため、直接口紅を使って異変が起きたというよりは、カラーリング剤や食品を通して異変を感じ病院で診断を受けてもらうケースが多いそうです。

 

治療にはステロイドなどが使われますが、これも一時的に症状を押さえ込むお薬のため、肌への負担はより大きくなります。

なぜ危険性のあるタール色素が使われているのか

着色料の中でも、タール色素は人工的に「色」を作り出したものです。自然由来の天然着色料は元々咲いていた花の色やパプリカの色素を借りたものですね。

 

お化粧品も生産品ですから、人間が作り出したいと思う量や印象によって発色や濃さが求められ危険性がありながらもタール色素が使われるようになったのです。

 

本来自然にあるものは時間の経過によって枯れたり、色が無くなれば茶色くあせていくのですが、タール色素は発色が強く豊かな分、退色しにくいので利便性があると考えられたのでしょう。

 

特に、赤というのは光の中では生きにくい色です。口紅に代表される赤色系のタール色素は、実は最も毒が強いと言われています。それは退色しやすい発色をキープし続けなければいけないためです。

タール色素の規制

よくタバコの箱には、「これを吸う事によってあなたは肺炎になる可能性があります」と書かれています。

 

欧米などではいち早くタール色素の化粧品パッケージに、健康に被害を及ぼし得る成分が含まれている趣旨を明記し始めましたか、日本ではまだ徹底した制限が行われておらず暗黙にタール色素が認められ多用されている傾向にあります。

タール色素が肌に及ぼす影響

ここで少し人間の肌の構造を説明しますと、皮膚の表面には皮脂膜という油の膜と、その下に角質層という水分を含んだ層があります。

 

この脂の膜が外からカバーする事によって皮膚の奥の水分と組織を保護しています。クレンジングオイルを使って汚れを落としても、うるおいだけが残って汚れがなぜ皮膚の奥に浸透しないかと言えば、水と油の原理により、角質層の水分が油(オイル)を塞き止めているからです。

 

しかしタール色素は水と油両方に溶ける性質を持っています。これが何を示しているかと言えば、タール色素は皮膚の深い部分にとても浸透しやすいという意味です。

 

皮膚の色素沈着は、皮膚の奥内部で刺激を感知する事によってバリアを異常に張ろうとするのが原因なので、奥まで入り過ぎたタール色素に警告を鳴らして、肌は皮膚の表面に色素沈着をつくってしまうのです。これが顔の赤みやシミといったお肌トラブルやアレルギーの起こる仕組みです。

タール色素が配合されている化粧品

特に発色の強いチークやリップ製品には日頃から注意を払って、積極的に成分表示を見て、化粧品を選択するよう心掛けましょう。特に日本の化粧品には海外に比べてまだ有害着色料が混じっている製品が多くあります。

 

赤色〇号、黄色〇号という着色料の表示が「タール色素」と変えられていた時に、あなたはどんな成分であるか理解できますか?

 

これからも健康な身体でいたいのなら、元気な赤ちゃんを授かりたいのなら、そしてキレイなお肌を維持したいのなら…お化粧品の色彩とももう少し向き合ってみる余裕を持ちませんか。